平城遷都1300年記念
   奈良ウォーク(当麻寺)開催


                    本田 重壽(S40年卒)
関西地区同窓会では、平城遷都1300年を記念して奈良ウォーク(当麻寺)が開催されました。
これは、奈良在住の駒崎組織委員長(S41卒)が、平城遷都1300年の行事に参画され、ボランティアガイドでも活躍されていますので、氏のお世話で開催されたものです。

 ○日時  5月29日(土) 10:00〜15:00 
 ○場所  二上山麓の当麻寺・石光寺を訪ねて 
 ○内容  平城遷都1300年に合わせて、各寺院が秘宝秘仏を特別公開して
      いるため、その拝観を兼ねたウォーク
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当日は、午前10時集合場所の近鉄「当麻寺駅」に19名の同窓生および家族・知人が集まりました。(好天に恵まれ、新緑がまぶしいウオーキング日和でした)
森会長も、何かと行事がお忙しい中、日程をやり繰りして参加されました。

<今回のポイント:当麻寺>
 中将姫が一夜で極楽浄土を織ったとの伝承がある「當麻曼荼羅」で有名。今回
 奈良時代に建立されて、わが国で唯一創建当初の姿を伝える東西両塔(国宝)
 の初層が初めて揃って開扉された。5/17の練り供養も奇祭として知られる。

駒崎氏の解説によると、当初 当麻寺は真言宗のお寺だったため、東西両塔を従えた南向きの伽藍配置だったものが、鎌倉時代 浄土宗に改宗になり、金堂・講堂が東向きの配置に変わっている由。伽藍配置にも特徴がありました。

今回、事前の手配がされていたため、「西南院」の住職から本尊の阿弥陀仏にまつわる法話などを聞くことができたのも、通常の「おもてなし」とは異なるものでした。

また、今回 初めての催しである「東西両塔の初層特別開扉」には、特別な感動を覚えました。それぞれの塔の心柱が虫食いもなく、創建当初からの強度を保持していることを確認できたのですが、長年の風雪、火事・地震の脅威などにも耐えて現存する塔の支えとして、人知れず立ち続ける姿に頭が下がりました。「人もかくありたい」と思った次第です。

そして、昼食会場は、道の駅「當麻の家」で、我々のために一室が用意されていました。

「乾杯」のビールが、特に良かったですね。また、食後「邪馬台国論争」が展開されたことにはびっくりしました。昨今 纒向遺跡の発掘などを通じて大和説が有力になってきているため、九州の出身者としては心穏やかでないものがありました。その反動が突然爆発したような感じでしたね。
 (これは、次回是非やりたいテーマです)

昼食後は、近くの「花の寺」で有名な石光寺に向かいました。牡丹と芍薬の季節には大勢の人達が訪れるところですが、今回は花が終わっていて、少し残念。
 (次回は・・)
今回は、同窓生だけでなく奥様や知人も一緒に参加できた行事だったことが、一番の収穫でした。
今後とも、家族にも開かれたこのような行事を企画していきたいですね。