平成23年夏
     佐々先生の墓他へ墓参報告

 8/4〜7熊本に帰省の機会を利用して、小峰墓地にある佐々先生・井芹先生・杉原
先生の墓に墓参りをしてきました。

 来年、済々黌創立130周年を迎えることから、関西地区同窓会でも記念行事の検
討をしていますが、ひとつには「関西地区同窓会の記念誌」などの作成が念頭にあり
ます。その記念誌には、「済々黌の130周年の歴史」が欠かせません。

 広報委員長の吉原氏から写真撮影の依頼もあって、本黌・事務局訪問の際に「墓参」
の予定を入れた次第です。

 前もって、同窓会事務局に連絡していたこともあって、楠田さん(S52卒)が車で案内
してくれました。国道57号線から熊大法文系敷地を越えたところから左折するとなだ
らかな坂が続き、4〜500メートルもいくと左側一帯が小峰墓地の墓域になっていま
した。見晴らしのいい駐車場の一角に車を止めて「確か、こちらの方ですよ」という楠
田さんに付いていきました。

 駐車場から南西の方角に下っていくと、住宅地と接した墓地を周回する道路に出て、
ほどなく右側の木の根元に「佐々友房の墓」と表示した小さな案内版がありました。樹
木の茂りで薄暗くなった先に、20段ほどの石段が続いており、石段の頂上にはより大
きく「佐々友房先生の墓所」と書いた表示板が見えました。

 石段の手前右下には、第10代黌長の杉原春作先生の墓が、佐々先生の墓に侍するよ
うに建てられていました。

 佐々家の墓域は広く、墓を守るように植えられた樹木もかなりの年数を経ているよう
に思われました。特に、佐々先生の墓の右後方に植えられた銀杏の木はそのあたりを圧
するほどの高さに育っていました。

 先の台風の影響でしょうか、木々の枝が散乱していましたので、楠田さんと片づけた
あと、先生の墓に向かい手を合わせました。蝉の声がしきりでした。

 第5代黌長の井芹先生の墓が、近くにあるはずと思って、しばらく探したところ、
佐々先生の墓の数メートル東に「井芹経平の墓」と表示した同窓会の墓標が見つかりま
した。こちらは、陽を遮る樹木もなく、炎天下の墓参となりました。

 駐車場に帰る道すがら、西の方角を見ると金峰山・熊本城が見え、この下には済々黌
の黌舎が位置しているのだなとの確認もできました。

 三黌長先生の墓に詣でて、「済々黌教育の源流」を訪ねた思いがします。

 その流れをひとつひとつ確認しながら、現在への道筋も辿ってみたいと思っております。

                         H23.8.17
                         幹事長 本田重寿(S40卒)

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