第4回 関西ウォーク
      須磨歴史文学散歩 開催!

秋晴れの好天の中、「須磨の秋」を楽しむウォーキングが開催されました。

 ○日時  11月16日(土) 10:00〜15:15
 ○場所  須磨寺・須磨浦公園
 ○参加者 38名  

須磨在住の佐藤莞爾先輩(S27卒)・山田麻美子さん(S45卒)・堀田和弘氏(S54卒)の
情報提供で、「須磨歴史文学案内」といった内容のウォーキングとなりました。

<今回のポイント>

@綱敷天満宮

 菅原道真が大宰府に流される折、海が荒れたので、一時的にこの地に滞在したが、
 お座りいただく敷物も無かったので、漁師たちが漁で使う綱を丸めて敷物にして
 提供した為、この名がついた。
 良寛もこの地で野宿をしたらしい。

A松風村雨堂

 平安の昔、在原行平が須磨に蟄居した時に、汐汲みの姉妹が身の回りの世話をした。
 「わくらばに 問う人あらば 須磨の浦に 藻塩たれつつ 侘ぶと答えよ」 と歌った
 行平も、松風・村雨の姉妹に嫁しづかれて、無聊を慰めたことだろう。

B関守稲荷神社

 平安時代後期の歌人、源 兼昌の有名な歌「淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜
 寝覚めぬ 須磨の関守」(百人一首)の歌碑があった。

C現光寺(別名「源氏寺」)

 紫式部が「源氏物語」の主人公光源氏を政敵から逃れて流謫させたところがこの地と
 される。
 この地を訪れた芭蕉や子規の句碑があった。

D須磨寺

 須磨観光の中心地。
 山を背景に沢山の堂宇が並び由緒ある句碑・歌碑が立ち並んでいる。
 熊谷直実・平敦盛の「源平の庭」は圧巻。
 小池住職より寺の歴史を主題 にした法話があった。(写真)

E源平史跡「戦の浜碑」

 須磨は「源平の戦い」の地でもある。
 一ノ谷合戦が特に有名。
 義経の一ノ谷の坂 落としで平氏の敗色濃厚となった。
 (我々も急な階段を下りて、戦の浜に向かった)

F須磨浦公園の句碑

 明石海峡を見下ろす公園の高台に蕪村の句碑があった。
 「春の海 終日 のたり のたりかな」の詩情は、一日の行程を終えた私達にも、
 十分に伝わってきた。(写真)

G甘党・辛党コースに分かれて懇親会

 須磨浦公園で解散したあと、直帰組・甘党コース・辛口コースに分かれて、それぞれ
 疲れを癒すとともに懇親を深めることになった。

                              (本田 重寿)

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