甲子園出場記念招待試合」観戦記
      

月15日(土)16日(日)の2日間、1年ぶりに母黌の野球観戦ができた。

滋賀県立彦根東高等学校野球部主催「甲子園出場記念招待試合」に母黌が招待されたの
である。

15日は少し肌寒い天候ではあったが彦根駅には黄色の旗を持った同窓会の方々が、
道案内を兼ねて待っておられた。

三々五々彦根球場をめざした。球場前には同窓会の受付の方が朝早くから準備をされて
いて、名簿に丸印をつけるという簡単な方法で参加者の確認をされていた。

手際の良さは昨年の学習効果である。

入場料無料ということでメインスタンドから入場すると、立派なグランドが眼前に
飛び込んできた。

すでに関西地区同窓会の横断幕が掲げられており、3塁側スタンドに進んでいくと、
野球部員のお母さん方が10名近くいらっしゃった。

昨今の部活動は親御さんも大変だなと感じた。

初戦は彦根東との対戦で、毎日新聞の滋賀県版の記者が取材に来ていて、本田幹事長が
取材に応じていた。

高校野球の親善試合の応援に80名近い同窓生が集結するという異常さに(立派さに)
招待側の彦根東の父兄の方々、応援の関係者がびっくりされていた。

ご承知のように彦根東は井伊家の赤備えで有名な彦根藩の藩校であり、県内屈指の
進学校である。(赤色のTシャツの背中には赤鬼魂と染め抜いてあった)

試合は5対3で逆転負けであった。

練習試合ということだが、監督からは毎回細かい指導がなされていた。

監督の周りに直立不動で立ち、大きな声で「ハイ」「ハイ」という受け答えが
スタンドまで聞こえてきて、高校野球の良さをあらためて感じた。

スタンドは練習試合でも勝たねばならぬの意気込みが強く「追いついただけではだめだ
ここで突き放せ」といった叱咤激励の声が飛び交い選手の耳には十分届いたはずである。
練習試合でこれだけ真剣な応援を受けたのは初めてではなかろうかと思った。

2試合目は昼食をはさんでの(応援の我々だけ。選手は食事抜き、2試合目が終わって
からの食事とか)私立星稜高等学校との対戦である。

ご存知の松井秀喜氏の母校であり、野球の強豪校である。

ノックによる練習の鮮やかさにも見とれてしまった。

この間彦根東の父兄の方々からお茶、コーヒーの差し入れがあり、大変ありがたく
いただいた。

星稜高校との試合は、内心試合になるだろうかと心配して見始めたが高校野球である、
互角以上の戦いをやってくれて引き分けに持ち込んでくれた。

星稜高校に引き分けたということはすごいことである。

勝てばなおよかった。

2日目は朝から晴天に恵まれ、気温も高くなり絶好の観戦日であった。

滋賀県立膳所高等学校は膳所藩を母体とした由緒ある学校であり、滋賀県(国内)屈指の
進学校である。

日曜日ということもあり応援の人数も前日の1/3位であったが、相変わらず声をあげて
の応援は対戦校から見ればまさしく不思議な光景であったろうと思った。

試合は5対4で負け試合、残念であった。

我々同窓生は選手のおかげで一昨年、昨年と夢を見させてもらった。

甲子園での応援の様子が今でも思い出され、その後の祝勝会、残念会での出来事が昨日の
ことのように思いだされる。

選手にとっては今回の応援は大きなプレッシャーになったかもしれないが、今回の練習試
合を糧に、この2,3か月の練習次第で飛躍的に力量が伸びるはずである。

無限の可能性を秘めた後輩に我々はエールを送ったのである。

願わくば、早いうちに甲子園に再度来てほしい。関西地区同窓会の皆の願いである。

                             関西40会 田邊 民義

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3月15日
3月16日