第7回 関西ウォーク(飛鳥)開催!

快晴の中、明日香風に吹かれながら、古都の散策を楽しみました。

 ○日時  4月18日(土) 10:30〜15:30
 ○場所  飛鳥(石舞台〜飛鳥板蓋宮〜飛鳥寺〜甘樫丘)
 ○参加者 46名         (14000歩)

<今回のポイント>

@ 石舞台古墳

  飛鳥路を代表する巨大古墳。石は約30個、総重量は2300屯と
  推定される。
  被葬者は不明だが、当時権力の中枢にいた蘇我馬子の墓ではなかと言われている。

A 都塚古墳

  H25年の発掘調査で、段状の石積みがなされたピラミッド型方墳の
  形状が明らかになった。
  築造の時期・場所・形状から蘇我稲目の墓との説が強くなっている。

B 伝飛鳥板蓋宮跡(「飛鳥京跡」)

  発掘の結果、この場所には複数の宮殿遺跡が
  重なっていることが判明している。
  (舒明期:岡本宮/皇極期:板蓋宮/斉明期:後岡本宮/天武期:飛鳥浄御原宮)
  この場所を一番有名にしているのは、皇極期の飛鳥板蓋宮で、所謂「乙巳の変」。
  当時権勢を振るっていた蘇我入鹿が中大兄皇子、中臣鎌足等に暗殺されて、
  翌年「大化の改新」となった。
  古代の大変動の歴史舞台が眠っている。

C 飛鳥寺

  蘇我馬子の発願で建てられた日本最古の本格的仏教寺院。
  鞍作鳥の作という本尊 の釈迦如来坐像は「飛鳥大仏」の通称で知られ、1400年
  の昔から人々に慈悲 の眼差しを向けておられる。
  (お寺の僧侶から来歴等の法話があった)

D 蘇我入鹿の首塚

  飛鳥寺の境内の西に立つ五輪塔。
  乙巳の変の際、飛鳥板蓋宮で暗殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできたと
  言われている。(入鹿の執念!)

E 水落遺跡

  中大兄皇子が造った日本初の水時計(漏刻)が発掘された場所。
  大化の改新で色々な新しい制度が発足したが、日本の時刻もここからスタートした

F甘樫丘

  丘の展望台に登ると、南側には明日香村、北側には橿原市・大和三山・藤原京 が
  広がり、日本の国のはじまりの場所を一望できる。
  散策路に、犬養孝博士揮毫の万葉歌碑がある。
  “采女の 袖吹き返す 明日香風 都を遠み いたづらに吹く”
  志貴皇子 〜采女たちが美しい衣の袖を翻してそぞろ歩いていた明日香の地。
  今は廃都となり、吹く風も空しく感じられる〜  

*甘樫丘の麓で、バス組と歩き組に分かれ、飛鳥路を後にしました。


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