関西地方に桜が満開となった3月30日。
好天の土曜日とあって甲子園球場 には大勢の野球ファンが詰めかけた。
昨年の優勝校大阪桐蔭が第3試合に登場するという要因があったかも知れない。
しかし、9時ごろから黄色い集団が続々と集結して、3塁側アルプス席のチケットは完売となってしまった。
「済美戦に勝てば、大阪桐蔭に・」応援団の 意気も高い。
済美のエースは大会屈指の安楽智大投手。152キロの速球は脅威であった。
だが前半は、濟々黌の攻撃陣が毎回のように走者を出してゆさぶりをかけ、 押し気味の試合展開となった。
勿論、大竹耕太郎投手の調子もよさそうだ。
4回、1点の失点もすぐその裏に1点を返してイーブンとなった。
悔やまれるのは、8回。
済美の攻撃陣が奮起して1・2塁となり、相手バッ タ−は安楽君。
大竹君の速球が左中間深々と破られて走者一掃の3塁打となった。
その後は機嫌を良くした安楽投手に、8回9回と抑えられてしまった。
最後、勝者を称える校歌斉唱に濟々黌応援団が手拍子で称えたことが球場全体に感動を与えたことも付記しておかねばならない。
この春も、濟々黌野球部が甲子園に爽やかな黄色い旋風を残して去って行っ た。
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