平成28年度総会
○日時 5月14日(土)11:00〜15:15

○場所 ホテルニューオータニ大阪「鳳凰の間」

○参加 194名
    会員:181名(うち学生15名)
    来賓: 13名

○内容 第1部 総会
    第2部 講演会
    第3部 懇親会

第1部:総会

今回は、冒頭、栗山雅敏会長(S40卒)から、今回の総会が熊本震災支援の意味合いで開催される旨の挨拶があった。

続いて、物故者・震災で亡くなられた方・更には同窓会に長年ご功績のあった光島先輩急逝の報告があり、全員で黙祷した。

次は下津邦彦副会長(S37卒)の先導による三綱領の唱和に移り力強く唱和された。

来賓紹介では、本黌から田中 篤教頭先生、同窓会本部から野口敏夫会長(S38卒)東海地区から原野素雄会長(S39卒)来臨の紹介があり、田中先生からは、震災に伴う本黌体育館での被災者収容など大変な状況が報告された。また、野口会長からも被災者支援の呼掛けがあった。

最後に本田重寿幹事長(S40卒)から業務・会計・関西多士基金の報告がなされ、緊急提案として基金から10万円の義援金拠出の提案があり拍手で承認された。

第2部:講演会

赤星慶治元海上幕僚長(S44卒)による講演。

「国を守る」というテーマで、冒頭には自衛隊による災害救助活動と熊本地震に対す る活動状況の話があった。

本論では、スライドを使って、中国の海洋進出の実態とその対応について具体的な 説明があった。

国防の最前線の状況がよく分かり、日本の対応すべき基本姿勢にも言 及があり、大変有意義な講演会となった。

第3部:懇親会

セレモニーとしての、他校来賓紹介に続き、今回から80歳以上の先輩方を紹介するコーナーが設けられ、12名の先輩方が紹介され、黄色いバラの花が贈られた。

今回は、熊本地震のことを配慮して献杯の形をとり音頭は、今年の最高齢者、昭和23年卒業の星野勇先輩のご発声で行われた。

献杯のあと懇親の時間となり、各テーブルでは地震の話を中心に、盛んに情報交換が行われた。

その後、この春 関西の大學に進学して新入会員となった学生諸君3名が壇上に上がり、自己紹介をして、司会役の高千穂利道氏(S61卒)と横瀬加倫さん(H22卒)からのインタビューもあり、会場が一段と華やいだ。

今回は、例年の抽選会に代えて、「募金タイム」が特別設定された。

青年会による大阪梅田での募金活動が報告されると共に、スライドでその様子が映し出された。引き続き、学生諸君が募金箱を持ってテーブルを回り、熊本支援を訴えた。

その結果、278,220円の募金が集まり、熊本日々新聞社を通じて熊本県に寄贈することになった。

フィナーレは、応援団OBの田山 誠氏(S54卒)の先導で、濟々黌伝統のエールと黌歌斉唱となった。

今年も、吹奏楽部OB:高橋美由紀さん(S61卒)を中心とする12名の生バンド(関西キナパラ)が迫力の演奏で盛り上げてくれた為、若々しく力強い黌歌が会場いっぱいに響き渡った。

最後は、総会実行委員長である鍬田(S44卒)から「頑張るけん、熊本。頑張るけん、濟々黌。頑張るけん、ふるさと」の掛け声に、全員でエイエイオーと応えて、今年の総会・講演会・懇親会が無事終了した。
                           総会実行委員長 鍬田和實(S46卒)